
AI VIDEO · 10秒のアイデア
Kling 4.0の動画プロンプト10選|卵から月が落ちる、思わず見返す10秒の作り方
こんにちは、AI FREAKです。
今回は、Kling 4.0で作った10秒の動画と、そのプロンプトを10本紹介します。まずは、台所で卵をひとつ割るところから見てください。
FILM 01 / 10 · 実写マクロ
卵を割ったら、月が落ちた
卵を割る指を追っていると、白い皿の上に青く光るものが転がります。割った直後に少し止めてみてください。ビー玉に見えた表面に濃淡があって、小さな月だと気づけます。
この動画の作り方
出発点は写真ではなく、一つの日本語プロンプトです。Higgsfieldの動画生成で「Kling 4.0」を選び、画像を入れずに、テキストから作る設定にします。この記事の10本はすべてこの方法で生成しました。
- 下の作例ページで、生成に使った日本語を開いてコピーします。全文を開くには、対象のnoteメンバーシップの合言葉を使います。
- 動画の入力欄に貼り付け、比率を16:9、画質を720p、長さを10秒にそろえます。参照画像や開始フレームは不要です。
- 消費表示を確認して1本生成します。同じ文章でも結果は毎回変わるので、卵が割れる瞬間と皿の上に残ったものをまず見比べてください。
画面操作から確認する方はKling 4.0の使い方もどうぞ。今回の設定では1本22.5クレジット、10本で225クレジットでした。
使ったプロンプトから一節「両手は画面上、皿は画面下に固定。」
卵、手、皿を全部動かすと、殻から何が出たのか見失いがち。今回は白い皿を受け皿にして、夜の台所で光る月だけに目が行くようにしました。別の中身を試すなら、まずは卵も背景もそのままにして、月を一粒の真珠に替えてみてください。
「卵を割ったら、月が落ちた」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 02 / 10 · 影の芝居
先にお辞儀したのは、キツネの影
赤いキツネの前で、大きな黒い影が腰を折ります。左右を見比べると、キツネの動きと影の姿勢がそろっていません。暗い舞台に二役しかいないのに、影のほうが目立つ瞬間です。
使ったプロンプトから一節「人形は直立したまま、影だけが先にお辞儀する。」
「影が勝手に動く」だけでは、どちらが本体か迷います。赤い紙と黒い影に色を分け、同じ画面に置くのがこの仕掛け。最後の拍手まで盛り込みましたが、完成版ではお辞儀のほうがずっと読み取りやすくなりました。
「先にお辞儀したのは、キツネの影」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 03 / 10 · ミニチュア
角砂糖が、エスプレッソの波に乗る
カップの中をよく見ると、青いサーフボードに角砂糖が乗っています。右からミルクが入り、白い筋がコーヒーに混ざるとボードも動きます。最後にカップの縁まで見えて、一杯の中の出来事だったと分かります。
使ったプロンプトから一節「波を起こすのは右から入るスプーン一杯のミルクだけ。」
狙った大波に比べると、実際にはミルクの渦をなぞるような滑り方です。それでも波が生まれた理由は一目で分かります。小さな世界を作るときは、主役だけでなく「何が動きを起こすか」を一つ決めると、次に書く言葉を選びやすくなります。
「角砂糖が、エスプレッソの波に乗る」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 04 / 10 · 錯視と引き
トンネルだと思ったら、セーターの袖だった
暗がりに二つのライトが見え、赤い列車がこちらへ進みます。画面が広くなって初めて、トンネルの縁に太い編み目が出てきます。列車が出たのは、机に置いたセーターの袖口でした。
使ったプロンプトから一節「レールの幅と線路の向きは、引いても変えない。」
見せたいのは列車の速さより、同じ穴が別のものに見える瞬間です。カメラは後ろに引く一方向に絞り、線路を見失わないようにしました。別案を作るなら、袖口を丸めた旅行地図に替えるだけでも、同じ種明かしが使えます。
「トンネルだと思ったら、セーターの袖だった」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 05 / 10 · スポーツ中継
スタートを切ったのは、選手より一羽のハト
濡れたトラックに選手の靴が並んでいます。ところが、こちらに近づいてくるのは真ん中のハト。白線までの距離がどんどん短くなり、最後には首の色まで見える近さになります。
使ったプロンプトから一節「手前の白線をゴールにして、低いカメラを動かさない。」
ハトを空から追いかけると、普通の野鳥の映像になります。遠くの選手と手前の白線を同時に入れておけば、歩くだけのハトがレースの主役に。笑わせたい場面ほど、カメラはまじめなスポーツ中継のつもりで据えてみてください。
「スタートを切ったのは、選手より一羽のハト」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 06 / 10 · コマ撮り
楽譜から脱走する、折り紙のカニ
真上から見ると、赤いカニと黄色い鉛筆が五線に沿って進んでいきます。カニが通り過ぎたあとに白い紙が折り上がるのも見どころ。右端に着くと、紙の陰に隠れるように画面から出ていきます。
使ったプロンプトから一節「紙が折れるたびに一歩進む。」
カニを本物そっくりに歩かせるより、脚や紙がカクッと一段ずつ動く方が折り紙らしく見えます。元の指示では青い先端の鉛筆を指定しましたが、映像では黄色い軸が目立ちました。色まで合わせたいときに見直す箇所です。
「楽譜から脱走する、折り紙のカニ」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 07 / 10 · 素材の変化
走る路面電車が、端からほどけていく
編みぐるみのような路面電車が坂の町を出発します。車体が右へ遠ざかるのに、赤い糸の端は駅のベンチのそばに残ったまま。終盤には車体がぐっと小さくなり、代わりに駅に毛糸玉が残ります。
使ったプロンプトから一節「最後尾の赤い糸一本を、駅のベンチに引っ掛ける。」
ただ「電車が毛糸に変わる」と書くより、どこに糸が引っ掛かったのかを先に決めるのがこの例の工夫です。画面の左右に原因と結果を置けるので、カットを割らずに変化を追えます。
「走る路面電車が、端からほどけていく」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 08 / 10 · 水墨アニメ
一滴の墨が、羽ばたいて紙を離れる
画面の上から黒いしずくが落ち、白い紙にじわっとにじみます。そのにじみから細い首とくちばしが現れ、サギの姿に。鳥が紙を離れる瞬間まで、色はほとんど増えません。
使ったプロンプトから一節「水がにじむ速度で首が伸びる。」
「鳥になる」よりも書きたかったのは、首がどんな速さで現れるか。墨が紙に染み込む速さになぞらえれば、羽ばたく直前の静けさと、その後の動きに差がつきます。白い余白も主役が飛び去るための場所になります。
「一滴の墨が、羽ばたいて紙を離れる」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 09 / 10 · 画面内の受け渡し
左の絵から落ちたレモンを、右の絵が受け止める
美術館の壁に額が二つ。左の皿にあった黄色いレモンが、次の瞬間には右の青い器に収まっています。もう一度見ると、先に左の皿が傾いています。黄色い一点を追うだけで楽しめる10秒です。
使ったプロンプトから一節「額と額の間を横切る間だけ、レモンは実写になる。」
左右の絵を別カットにすると、取り替えたようにも見えます。そこで額を両方とも画面に残しました。狙った「額の外だけ実写」の質感差は一瞬で分かりにくく、完成版では黄色いレモンと青い器の色の差の方が、動きを読むいい手掛かりです。
「左の絵から落ちたレモンを、右の絵が受け止める」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
FILM 10 / 10 · 追走と余韻
スケートが通ったあと、氷の下で星が光る
黒い靴が暗い湖を滑り、刃が離れたあとを小さな光が追います。終盤でカメラが遠ざかると、足元でしか見えなかった線が、大きな一筆のカーブとして湖に残ります。
使ったプロンプトから一節「星が灯るのは、刃が通り過ぎてから。」
光をずっと出すと、発光するスケート靴の映像にも見えます。「刃が通ってから」と前後関係を指定したのがポイント。実際の光は控えめで、後半は白い軌跡の方がはっきり見えます。花びらや水面の波紋にも使える時間のずらし方です。
「スケートが通ったあと、氷の下で星が光る」のプロンプト詳細へ 日本語の全文はnoteメンバー限定
最初の一本は、どこを書き換える?
初めてなら、卵の中身だけを月から真珠に替えるところから。カメラを試したいなら、列車の例で「何から引いて、最後に何を見せるか」を変えてみてください。動きで笑わせたいなら、キツネのように二人の反応を一拍ずらす方法もあります。
どの例も、全部を一度に変えるより、気に入った10秒を一つ選んで、一語だけ替えるほうが元の動画との違いを見つけやすくなります。
操作の参考:Higgsfield公式のKling 4.0ガイド · 関連記事:動画のカメラワーク実例
内容の最終更新:
NEXT READ